細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』を見てきたのでレビュー【ネタバレ注意】
7月に公開された映画『竜とそばかすの姫』
見る前の予想では、「設定的に、サマーウォーズと同じような感じなんだろうな。」
結論から言うと、サマーウォーズっぽさはぬぐい切れませんでした。。
しかしそれを差し引いても、映画館へ見に行った甲斐がありました!
---ここから先ネタバレ含みますのでご注意!---
冒頭の、ベルが鯨に乗って歌うシーンは圧巻。大スクリーン映像煌びやかで大音響で、とにかく迫力がある。そして歌もかっこいい。(millennium paradeという曲だそう)
主人公のすずと、友人のヒロちゃん、そして学校一の美女といわれる、「ルカちゃん」。ルカちゃんはスタイル良くて社交的で、そして性格もよい。可愛い。
サマーウォーズの「Oz」がこの映画では「U」となってます。
すずのアバター「ベル」は、フランス語で「美しい」という意味を込めて「BELLE」とファンに名付けられます。これがこのまま、この映画の英語版タイトルになってますね。そばかすが顔のタトゥーみたいになってて素敵♡
そして例の兄弟。母親のいない父子家庭のようですが、なぜ父親から虐待を受けているのか、その理由は最後まで明らかになりませんでした。
とはいえ、竜とクリオネの兄弟って、なんか素敵ですね。二人の内面をそれぞれ表しているんでしょうか。
褐色の美少年は細田監督の性癖なのか。
最後のケイくんの「大好きだよ、ベル」のセリフにハートを持っていかれました。
この家族は、今後やり直せるのでしょうか・・・。
すずとお父さんのほうは、関係修復できそうな雰囲気でしたね。。
サマーウォーズのような地球存亡の危機、みたいな壮大なスケールではなかったですが、とても心に打つものがある映画。
機会があればもう一度映画館に見に行きたい、そんな作品でした。